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南アメリカ旅行

1−ジャマイカ-新たな旅立ち

2−カリブ海-天国のような美しい海

3−ベネゼラ-初めての南アメリカ

4−コロンビアへ-雄大なアンデス

5−ボゴタへ-山あいの町や村

6−エクアドル国境へ-山また山

7−エクアドル-インカの末裔たち

8−熱帯の低地-むせ返る熱気

9−ペルー-砂漠を行く

10-リマへ-海沿いの道を行く

11-アルチプラノ-過酷な4000mの高み

12-ボリビア-冷雨と牧童たち

13-アルゼンチン
 北部山岳地帯を行く


14-豊かなパンパ、小奇麗な町美しい人々

15-サンチャゴ-アコンカグアの麓を行く

16-チリ-明るく、穏やかな人々

17-パタゴニアへ-湖沼地帯を越えて


18-マゼラン海峡にて-忘れえぬ人々


19-ブエノスアイレスへ

20-アメリカのビザ

21-ポサダスの週末の夜-そしてイグアス

22-ブラジルと日系移民-親戚を訪ねて

23-チチカカ湖東岸を行く

24-インカ道をマチュピチュへ

25-アマゾン川のバレーボール

26-コルディレラアスール

27-カリブ海へ

28-グァテマラ

キングストン

ジャマイカ

打ち寄せるカリブの青い波とそよぐ風、輝くヤシの葉。ブルーマウンテンの麓に生きる移民の末裔。

モントリオール

モントリオールを発ってUSA上空を南下すると、すぐ大西洋の大海原に出ます。思えば、飛行機の小さな窓から、凍りついたセントローレンス川を見て驚いたのは半年前でした。何のつても無く降り立ったカナダ、モントリオールはそのとき、道も建物もまさに氷の中にありました。ブルーマウンテン、カリブ海、バハマ、モンテゴベイ、
それからレストランでのバスボーイやハンバーガーの出前、そして中華でのキッチンヘルパーと、毎日15〜17時間労働を続けてきました。ただただ、1日でも早く南米に行けることを願ってがんばりました。
そして、そのとき、解き放たれたかごの鳥のように、なんともいえない開放感と、これから始まる未知の旅へのおおいなる夢に浸っていました。
一方で、モントリオールで過ごした日々が、お世話になった中国人一家の一人ひとりへの思いとともに懐かしく思い出されました。モン
トリオールが楽しかったのは彼らのおかげです。改めて、新天地で必死に生きている彼らに感謝するとともに、その幸せを心から祈らずにはいられませんでした。

新たな旅立ち 

大西洋を数時間南下すると、眼下に眩いばかりのエメラルド色の海が広がります。バハマです。まばゆいばかりの広大な海の輝きに、そのとき新しいたびが始まったことを意識しました。そして、この明るい海のすぐ向こうに横たわる、広大な南米大陸に想いを馳せずにはいられません。
まだ見ぬ多くの国々、その自然や町や村とそこに住む人々との新たな出会いに胸が高鳴ります。アンデスを自転車で越えていく自分が見えます。
眼下にはさんご礁に囲まれた小さな島々が、広大な海に点在しているのが見えます。キューバ上空を抜けるとそこはもうカリブ海でした。

ポートロイヤル

中央部に深い緑に覆われたブルーマウンテンピーク山がみえると間もなく、大きな港町が見えます。首都のキングストンです。ポートロイヤル(現ノーマンマンレー)空港に着陸です。首都キングストンの港は、海に大きく突き出た細長い半島に囲まれた天然の良港です。空港はその半島の先端にあります。空港からは、入り江を挟んで対岸の斜面に広がる美しいキングストンの町が見えます。
飛行機を降りると、いきなり熱い海風が迎えてくれました。アフリカ以来忘れていた南国の空気とあふれるばかりの光です。そんな風と空気を身体いっぱいに浴びると、身体の底からエネルギーが湧き出すのを感じます。久しぶりに自転車がこげることがうれしくてうれしくてしようがありませんでした。レゲエ、コロンブス、キングストン、奴隷
空港から町までの6Kmほどの半島部の幅は狭く、場所によりほんの数十メートルほどしかありません。海抜は1mといったところでしょうか。まるで海の中を走っているようです。途中いきなりスコールに遭いました。それまで快晴だった空があっという間に曇り、ほんの一瞬ですが海も道も町も消えて、さえぎるもののまったく無い中で、ただ猛烈な風と雨に打たれていました。そして30分後、それがまるでうそだったかのように、空も海も太陽もまたもとの姿を取り戻していたのです。
少々手荒な、でも熱い歓迎を受けてしまったようです。

キングストン

首都キングストンはブルーマウンテンの麓にある港町です。南側は空港があるパイセードズ半島に囲まれた良港です。国民の80%以上が黒人で、レゲエの発祥の地です。町のあちこちで音楽とダンスに出会えます。
といっても音楽の何たるかなどまったく知らない無知な私には、良く理解できたとは言いがたいものがあります。唯、強烈な太陽と、この国の歴史そして黒人たちのかもし出す独特の雰囲気は、そのリズムとよく調和しているようにも感じられました。
背後の斜面には計画的に作られた町並みがひろがり、火炎樹などが美しい瀟洒な家々が立ち並んでいます。高台からは町並みの向こうにカリブ海が美しく広がっているのが見えます。
かつて、コロンブスから始まる多くの船乗りたちや商人が、そして奴隷たちが立ち寄り、住みついては、歴史を創ってきたのです。この海とこの風に人生をかけて生きた彼らが、それぞれの状況下でどんなの思い入れがあったのかなど、私には計り知れないものがありました。


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