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アンデスやアマゾンが織り成す変化に富む豊かな大地、
そこに暮らす陽気でやさしい人々。
自転車で旅した中南米の17ヶ月です。
南米はアンデスやアマゾンなどのエキゾチックな響きに惹かれて夢見た大地でした。さらにアタカマの砂漠に風のパタゴニアなどの過酷な環境の中で、南米の先住の民と欧米からの移住者たちが築きあげた歴史や文化にも興味がありました。
自転車という単純な移動手段ゆえに、無数の名も無い町や村に立ち寄ることができました。またいくつもの峠や砂漠も越えました。そしてそこで、沢山の人々との出会いがありました。
実際に行ってみて感じたのは、圧倒的な自然もさることながら、何よりも陽気な彼ら、彼女らが旅行者に与えてくれる、優しさや楽しさ、そして去りがたい想いでした。
そんな想いを少しでもお伝えできれば、聞いていただければ幸いです。
ただ、これは30年ほども前の私の体験に基づいたものです。旅行事情は常に変化しております。ここでは概要をお伝えできても、変化する詳細をリアルタイムでお伝えするようなことはできません。
また日本からの移動手段や、主な観光地についての一般的な情報をお伝えすることは、このHPの目的とするところではありません。
このHPはむしろ、できるだけ現地の人々と同じレベルで多くを現地調達することをお勧めするものです。それほど楽でも快適でもないかもしれませんが、好奇心が旺盛な貴方にはちょうど良いかも知れません。
欧米からも多くの観光客がやってきております。ある日、休息中の私の前にキャンピングカーが止まりました。運転席から小柄なおじいさんが降りてきました。助手席を見ると、鼻眼鏡のおばあさんが本を読んでいました。きっとUSAからやって来たのでしょう。
欧米には自己流での旅が好きな方が多いようです。安宿で若者と楽しそうに体験を話しあう年配の方も少なくありません。彼らに負けない好奇心と未知の土地への夢と行動力を、私たちも持ち合わせたいものです。
旅行ルート
・ベネゼラはカラカスからアンデス山中をコロンビアのボゴタへ。
・幾筋かの山脈を越えてエクアドルのキトへ、グアヤキルから海岸沿いをペルーのリマへ。
・アレキパからアルチプラノに上がりチチカカ湖、そしてボリビアのラパスへ。
・アルチプラノを越えて北アルゼンチンを通り、メンドサからアンデスを越えてサンチャゴへ。
・チリを南下してアルゼンチンのバリローチェへ、パタゴニアをプンタアレナスまで。
・北上してブエノスアイレスからウルグアイ、パラグアイに立ち寄りながらブラジルのリオデジャネイロへ、
・再びボリビアからクスコへ、アマゾン上流地帯を抜けてコロンビアへ。
・カルタヘナからニカラグア、グアテマラ経由でメキシコシティーへ。
変化に富む大地
非常に変化に富んだ土地です。アンデスは高く急峻で、自転車での上りは、果てしなく長く辛いものです。でも山々も深い谷もそれ自体がとても美しく、その山間にひっそりと息づくいくつもの村や町も、それはそれは美しいものがあります。
1日の走行のあとにたどり着いた丘の上から、よく、その日泊まる予定の町を見下すことがあります。それらの町や村は、どれもこれもとてもチャーミングで、心地よい疲労感や達成感に浸るとともに、そこで新たな風景や人々に出会うことがとても楽しみでした。
人々は、メスティゾ系から欧米系まで実に様々ですが、どこに行ってもみんな陽気で人懐こく、おかげで本当に楽しい旅行をさせてもらいました。
その変化に富んだ自然が創り出す景観は非常に多様です。屏風のように峻険な山々は、谷間の上いたるところに目もくらむばかりの巨大な空間を見せてくれます。また、高度4000mのアルチプラノは、初めてラパスを訪れる者を、その景観で驚かせます。
ペルーからチリの太平洋岸沿いの細長い土地は砂漠です。南米にそんな砂漠があることに驚きました。途中の町や村はさながらオアシスです。パタゴニアは強風の荒野がどこまでも続きますが、ダチョウやアルマジロと巨大な氷河が歓迎してくれます。
そんな大自然のかなた、南米の最南端にも、やはり同じように心優しい人々のもてなしがありました。
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