ガイド
アフリカ旅行記
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参考データ2
1、気候
・セネガル
海岸地帯は海からの風があるので比較的すごしやすい。体調さえ良ければ快適に過ごせることは請け合いです。内陸に入ると乾燥した草原地帯が延々と続きます。風景も全体が白茶けて、あまりアクセントの無いやや単調なものになります。気温は春先からさらに上がり、日中の最高が50℃近くになります。夜はまったく風が無い日が多く、暑さもあり何かボーッとした気分になります。
・マリ
ニジェール川の近くを除いておおむねセネガルの内陸部と同様です。有名な観光スポットであるトンブクトゥー付近はさらに乾燥が進んでいます。唯、南のコートジボアールに近づくほど緑が多くなります。
・コートジボアール
熱帯樹林気候です。暑く湿潤で、夜は暑苦しいといってよいでしょう。ただ、あなたの好奇心が十分強ければ、新たに体験する様々なことがそんな暑苦しさを忘れさせてくれるでしょう。それを体験するためにはるばるやってきたのであれば、暑いからといって冷房の効いた部屋に閉じこもっていてはもったいないですね。唯、栄養と休養、そして衛生には十分注意してください。自分の体力と健康状態と良く相談しながら旅行されれば楽しく旅行ができると思います。
2、セネガル、マリ旅行所感
現地の皆さんはもちろん黒人です。他の国同様に皆さん親切なかたが多いです。学生たちはエリートだけに海外に対する意識が高く、私たちボンボンの日本人とは比べ物にならないような知識をもています。特に南北問題など、日本人もある程度の知識を持つべきかと思います。
他のアフリカ諸国同様に、そんなに豊かな国ではありません。住んでいるフランス人と1部の特権階級だけがヨーロッパ並みの生活をしていますが、大多数は発展から取り残されているようにみえます。特に田舎では教育を受けていない人々の粗野さが目に付き、時に対応のしかたに戸惑いました。
道路事情はあまりよくありません。赤土がむき出しの道路がほとんどです。あまりゆれない乗り物での旅行を望まれる方は鉄道や大型バスを使うことをお勧めします。マリの場合全土の1/3の道路が雨季通行ができなくなりますので注意してください。
3、コートジボアール
旱魃の心配も無く農漁業の盛んな豊かな国という印象です。明るいアビジャンの市場はその豊かさを象徴しているようにも感じられます。女性たちはみな大柄で力強く、活発でよく話しよく笑います。彼女らの服装は原色が主体でとてもカラフルです。アフリカの明るい日差しの中で、豊かな市場はそんな人々の喜びであふれているようです。
アビジャン郊外にはたわわに実をつけたヤシ畑やパイナップル畑が延々と広がっています。唯、道路事情はやはりあまりよくなく、1部の幹線を除くと地方の道路はほとんどが未舗装です。鉄道はオートボルタ(現ブルキナファソ)との間の1本だけです。それ以外は幹線をたどるバス旅行が最も快適でしょう。それ以外の場所へ行ってみたい方には、ローカルバスやトラックを乗り継ぎ悪路に絶えることが必要ですが、それは必ずしも不快ではありませんよ。個人的には、冷房の効いた個室よりも、眺めの良いトラックの荷台のほうが好きです。
ただ、やはりまだまだ貧困がはびこっているようです。つい最近も暴動がおこり、ヨーロッパ人が非難する騒ぎになっています。政情にはある程度注意することが必要ですね。
4、ニジェール川
ニジェール川はアフリカでも有数の大河です。その河岸にはマリ帝国時代に交通の要衝として栄えたトンブクトゥーがあります。当時到達が困難なことから、“黄金郷”伝説がおこり、ヨーロッパ人の憧れ土地になりました。現在も日干し煉瓦でできた町は当時の反映の面影を残しています。
この黄金郷の言葉はマリを訪れる方は必ず耳にすることになりますが、それはロマンがあった昔のことです。ニジェール川もその源流をはじめとする地理が長い間わからず、ヨーロッパ人の高い関心を引いていました。それが明らかになる19世紀末まで、トンブクトゥーとともに、この地に素敵なロマンがあったのでしょう。
5、リンク
外務省HP
・セネガル
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senegal/index.html
・ガンビア
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/gambia/index.html
・シェラレオーネ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/s_leone/index.html
・ギニア
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/guinea/index.html
・マリ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/mali/index.html
・ブルキナファソ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/burkina/index.html
・コートジボアール大使館
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cote_d/index.html
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